甲状舌管嚢胞(正中頸嚢胞)入院と手術レポ①

病気に気づくまで

ふと首の上のほうに膨らみを見つけて

最初は喉仏と勘違いして見過ごしていたのですが、

どうやら喉仏より上にあり、家族に心配されて病院で診てもらいました。

近所の内科では診断が出ず、大学病院で精密検査をすることになり、

そして大学病院の先生が検査前に少し触ってすぐ言われた病名が

「甲状舌管嚢胞(こうじょうぜっかんのうほう)」という聞き慣れない病気でした。

別名で「正中頸嚢胞(せいちゅうけいのうほう」とも呼ばれるそうです。

精密検査の結果で診断が確定し、3か月後に入院と手術をすることになりました。

このときの膨らみ具合はこちら↓

顎のすぐ下にある膨らみ部分です。

横から見ると喉より少し出ていますが、正面から見るとほぼ分かりません。

通常は顎で隠れるので、家族以外で気づく人はいませんでした。

正直、痛みや違和感がまったくなく、首を触らないと気付かないレベルなので、

手術+入院が必要というのは驚きました。。

甲状舌管嚢胞(正中頸嚢胞)ってどんな病気?

ネットで調べると分かりますが、先生から平たい言葉で説明された内容は、

  • 10万人に1人くらい起こる病気。
  • 母親のおなかの中にいた頃、胎児の段階で一時的にできる管が残ってしまい、袋状になって成長とともに少しずつ大きくなる。
  • 通常 痛みはないが、袋が大きくなるに連れて炎症が起きやすくなる、呼吸を妨げる、ガン化のリスクがわずかだが上がる(それでも全体の1%程)。
  • 至急ではないが早めに手術して取るのが望ましい。

また個人差があるようですが、

  • 膨らむ場所は首の横だったり前だったり。
  • 大きさは私のは(上の写真↑)小さいほうらしい。
  • 外側に膨らみが出てきて気づくケースが多いが、内側にも膨む人がいて、上から見ると舌骨を軸に「ひょうたん」のような状態になる。くっついている舌骨も切除しないと再発する可能性がある。

手術と入院については、

  • 入院は約1週間で手術後の回復具合による。
  • 手術では袋状になった部分とともに、前述のとおり舌骨も切除する。
  • 全身麻酔で行う。

入院前の通院

入院の約3週間前に手術に向けた事前検査をいくつか行い、その結果を聞きに翌週も行きました。

検査は健康診断に近い内容でしたが、口内を見る歯科検診もありました。

手術で口に管を入れるため、細菌感染しないようになど、口の中が影響するようです。

初診からまとめると、入院前は計4回外来に行きました。

  • 3月:初診(検査も同日)
  • 4月:入院日の決定
  • 7月:手術前検査
  • 7月:検査結果の確認、麻酔の説明、 入院関連の説明

そして7月末からいよいよ入院がはじまります。続きはまた次回

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